間違いだらけの化粧品選び自分史上最高の美肌づくりを読む
以前にかずのすけさんの著書"化学者が美肌コスメを選んだら…"を読みレビューしましたが、その後なんか気持ちが消化不良になり、その本以前に出した本に著者の言いたい事が書いているのではないか?と思い著者処女作である"間違いだらけの化粧品選び 自分史上最高の美肌づくり"を購入しましたのでレビューします。
この本を簡単に表現すると
かずのすけさんの誠意の凝縮本だと思います。
実はこのブログを進めるにあたり、肌と用品については深く惑わされぬ様均等に知る為、スキンケア本を10冊購入しこの本や前作を入れると4冊読みましたが、ここまで深く説得力がある本は無いです。(他著は有名な皮膚科医や専門家等ありますが、ありふれた知識で説得力は無く著者の熱量が無い本でした)
ネット情報は本より情報が薄い為ネット情報も含め凄い情報かと思います。
この本を信用し話を進めますと以下が印象的です。
- 基礎化粧品業界の腐敗。
- 基礎化粧品のプロはいないという現実
- 一般使用者のイメージと成分効果の乖離
- 美白化粧品のリスク大の真実
- 序者自身のスキンケア理論
内容はとても濃いです。私は理系脳ですが、化学の知識が無かった為理解しながら読むのはチョット困難でした。
これでは女性は読み難いかと思います。多分うちの奥さんは文系脳なので全体の1/3程度で寝るでしょう。これ確実です。でもそれでも読んでほしいですね。
この本で一点気になった事があります。
化粧品はOEM製造が多いという内容があり業界の実情を記載していましたがこれは製造業では普通の事です。ラインナップの充実。新規製造ラインの投資の必要無い事によるこれは単に暴露だけなんではないでしょうか?これについては著者が知っている情報を開示する事で読者を引き付けるだけの文章なのかな?と思いました。
ただ、かずのすけさんの「正しい情報を伝えたい!」という熱意が伝わる良書です。
化粧品メーカー、美容部員(販売員)、美容師には不都合な情報ばかりですが、この情報が一般的な基礎知識となり、正しい目で用品を選べればメーカーも対処が必要となり誠実な製品作りになる事が望まれる事が望ましい未来かと思います。
決してこんな超弱小ブログがステマの必要はありませんが
10年後の自分に投資すると考えれば本代1300円くらいは十分意味ある投資かと思います。
以降の評価についてはちょっとかずのすけさん推奨のものが入ってきますがそこについてはご容赦願います。
ではでは。
マルセイユ石鹸(サボン ド マルセイユ) 初期レビュー
こんにちは。
前回は"赤箱"を評価しましたがあまり好意が持てなかったので石鹸自体に効果の疑惑をもったパペポです。
でも乗りかかった船、気を取り戻し次の石鹸を使っていきたいと思います。
◇商品説明
今回評価するのはサボン ド マルセイユ オリーブ 100gです。
言わずとも知れたマルセイユ石鹸です。
知らない貴方にはネットで仕入れた浅ーい浅ーい私の知識を軽ーく披露します。
マルセイユ石鹸は1000年以上の歴史をもったありがたーい、ありがたーい石鹸です以上。っておいっ!
一般的な石鹸は中和法と呼ばれる脂肪酸から石鹸を製造する方法をとり、大量生産に向いた製造方法となりますが、このマルセイユ石鹸は昔から製造方法に変わりの無く、多分ですが手間隙の掛かる鹸化法の窯炊き式作り熟成期間を置いたのち出荷となるので手間と時間とお金が掛かった石鹸です。
ただ皆様手間隙かかったから良い物って思う感覚は基礎化粧品では騙される事になるのでお気を付け下さい。でもこの製品はECサイトで評価が良かったので試したいと思いました。
でも1000年というのは単純に凄いですね。日本の1000年前は平安時代なのでその時代から殆ど形を変えず現存し好評を得ているって事ですからね。
源氏物語を若者が読み「これ、おもしれぇっ!」って感じでしょうか。有り得ませんね。
またこの石鹸はマルセイユ石鹸の最大手のマリウス・ファーブル社の物でその道では有名なものらしいです。
実は次回も日本製のマルセイユ石鹸を試験予定なので比べるためにもこれを使ってみたいと思いました。
最近ハヤリ?のアレッポ石鹸と比較される事も多いと思いますが、アレッポは"オリーブオイル&ローレルオイル"に対し、こっちは"オリーブオイルのみ"なのでどっちを選ぶか迷ったんですが、掃いて捨てるほどあるネットの比較レビューで泡立ちと香りの良さでこっちを選びました。
◇袋の裏側確認
成分は石鹸素地としか記載はなく質素です。この質素具合嫌いではないです。
おフランス製ってなんかテンション上がりますね。フランス製ってなかなか身の回りに無いんですよね。おフランスっていうワードだけでウキウキの古い人間です。
◇製品外観
見た目は素気ない直方体で抹茶プリン。小奇麗皿の上に置き奥さんに出せばスプーンを石鹸に当てるまで気づかないでしょう。
香料は入っていない性か匂いは土の匂いです。ただ強くないので前回の"赤箱"よりは全然アリです。俺は赤箱をどんだけディスってんだ。赤箱ユーザーの方々スミマセン。
◇使い心地
赤箱より明らかに泡立ちは良いです。泡に硬さはないんですがキメ細やかな泡が立ちます。
洗っている最中は匂いは気になりませんね。ただ当然土臭なので癒される感じは無いです。
洗い上がりは特段良い感じは無いです。ただ風呂を出て早めに化粧水を付けようと意識してますが、そのチョットの時間でいつもより乾いた感があったので脱脂性能は高いかもしれません。
ただ同じ様に粗ったボディーは特に付けなくても乾燥感は無いので???ですね。
今回奥さんの使ってみましたが使用後トイレから急いで出てきて第一声が「お尻がすべすべ!イイねこれ!」なんじゃその評価は?
私より感覚は鋭い方なので、それが世の女性方の好評な意見理由かもしれません。
ただ普通効果を感じるのはお尻以外だと思いますが!
◇意気込み
前回の評価で披露しましたが乾燥肌真っ盛りで、もう超乾燥肌に待った無しの崖っぷちの状態です。
妄想的に言うと私は火サスの岸壁で乾燥肌刑事に追い詰められた状態。
逮捕され超乾燥肌になるか?刑事を得意のカンフーでバッタバッタと拳法でなぎ倒しこの場を抜け出すか?
私は後者になりたい!そしてパトカーで走りまって何とか海外逃亡してやる!
妄想トークは終了しますが、その位この石鹸に期待しています。意気込みは伝わっているでしょうか?
次回は中間レビュー(結果がダメなら最終ですが…)をご期待ください。
ではでは。
カウブランド 赤箱 中間のつもりが最終レビュー
こんにちは。
今回はカウブランド 赤箱 の最終レビュー(笑)です。
まずは結論から
- 6日間使用したが全く肌質の向上は見られない。(下グラフ参照の事)
- 本当に感覚って当てになりませんね。数値で捉えると一目瞭然です。
- シャンプー代わりとして使ったが4日目で頭皮が痒くなり荒れた。これはシャンプーとしては使えません。
- 好みが分かれる強いローズ臭。素直に私は嫌いです。
- 規定は11日間の試験でしたが、肌が良くなる見込みが無い事と使用する事自体が苦痛なので、中間として考えていた6日目でこの製品の試験は終了します。
- この製品が合う人はいると思いますが私には合いませんでした。
顔の水分量を試験前後で比較
各特性をレーダーチャートで前後比較
以下は評価の詳細です。
ちょっと細かい内容が見たい方は見てみて下さい。
続きを読むカウブランド 赤箱 初期レビュー
こんにちは。
まずは石鹸第一弾カウブランド赤箱の初期レビューです。
この製品発売から89年経過の超ロングセラー商品です。
もはや説明は不要と思いましたが私が知らなかったので一応説明します。
牛乳石鹸は大阪にある牛乳石鹸共進社の製品でこれは俗に"赤箱"と言い保湿性能が高い製品となっており、その他に"青箱"がありそちらはどちらかというとさっぱり感を重視した製品となっているみたいです。
私は混合肌でも感想寄りなので迷わず"赤箱"です。
あとこの製品は大阪の同社安田工場で製造しているものであり、根拠はありませんが日本製造の安心感もありますね。
◇箱裏の成分表
石鹸素地とありますが油種は何なんですかね?HPでは色々情報が載ってますがここの部分だけ情報を見つける事は出来ませんでした。
この大きさ(125g)で100円強なので高級な油は使えない筈なので多分安価なパーム油あたりなんでしょう。決してパーム油が悪いって訳では無いですよ。
乳脂は油脂ですねHPではバター的な事が書いてました。
スクワラン、ステアリン酸は保湿成分。
酸化チタンは油をなじませる成分でEDTA-4Naは変色防止の成分です。
表示は7種類でシンプルですね。好感が持てます。
◇製品外観
COWって超絶シンプル!!! 真っ白でカメラのピントを合わすのも苦労します。
香りはロースの香りと言いますか昔からの石鹸臭です。
妻曰く懐かしい香り(軽く皮肉)だそうです。使う?と聞いたら「良いわ↓」と即答だったので相当嫌なんでしょう。
私は決して嫌ではないので好みが分かれる強い香りです。
◇使い心地
全身これで洗いましたがまず泡立てはあまり泡がたち易い感じはないですね。
石鹸自体の経験が少ない為あまり他の製品と比べ様が無いんですが泡立て用のネットを使ってもなんか緩い感じです。
洗っている最中は匂いますね(笑)こんなに匂う必要があるのかって位匂いますね。
今思いましたが成分に香料って無かったのにこの香りって?
絶対香料入っているよ!(と軽いつっこみ)
2歳の息子も肌が乾燥ぎみでよく洗うんで私と共に今回の実験台となりますが、この強烈な匂いの反応はありませんでした。
ただ息子の風呂上りバスタオルで待ち構えた妻が息子をタオルで包み込んだ際「ん?」と言ったので洗い上がりの匂うも結構です。
また頭も洗ってみましたが石鹸特有の髪がギシギシになります。
お酢リンスがあるみたいですが私も息子も短髪なので問題ないでーすと言う事でスルー
◇肌の感じ
特に直後は良く分からなかったんですが、布団に入る際すねと敷きパットが触れたところで違いが分かりました。なんか肌に一層の油膜がある感じです。
不思議な感じですね。スクワラン?乳脂?そもそも石鹸の効果なのか?
まあまあの価格のボディーソープも使った事はありますがこんな感覚は初めてです。
期待出来る感じですね。
次回中間レビューします。
ではでは。
評価する洗顔石鹸をピックアップ
こんにちは
今回は評価を行う洗顔石鹸ピックアップをしたいと思います。
◇まず関係ないけど石鹸の思い出
洗顔について色々調べるていくと改めて石鹸の良さを知る事が出来ました。
でも石鹸の経験って思い出すと小学校低学年以来使っていないので30年弱なんですよね。
今でもボディーソープとリンスの導入時の記憶は鮮明です。
父親が個人商店で見つけて「何それ!」という感じで私が興奮し親が購入してくれました。
わくわくで使い「すげー!」という感じで始めたと記憶してます。
ああ懐かしい幼少期の記憶です。平成生まれの方には共感が得られないんでしょうね。
それから30年弱経過しまさか戻って来るとは。
◇ピックアップするポイント
では石鹸をピックアップするポイントを書きます。
- まず続けられる値段(でも高価格帯の良さも知りたいんで背伸びした製品も1品入れます)
- 肌に優しい成分
- 比較的シンプルな成分構成
- 成分が明確
- 良好な商品レビュー
- ネットでも買える
◇値段とは?
値段って最も重要ですね(笑)前にも書きましたが1個5,000円の物もある世界で
もし良いものでも自分が継続出来なければ評価の意味が無いですよね。
まあ安過ぎても怪しんで価格の許容範囲としては1個100円~900円ってところではないでしょうか?
私貧乏性なんで皆さんの価値観と異なっていたらゴメンナサイ。
◇肌に優しい成分とは?
成分はオリーブオイルや馬油等のオレイン酸系が良いみたいなのでそれ系を選びます。
これ前回本のレビューした"かずのすけさん"の受売りです。
でも色々なレビューやHPを見ると確かにその意見多いんですよね。
取り敢えず信じます!
でも油種って意外と分かり難いんですよね。
成分表でも石鹸素地と書かれると一体何の油種を使ったのか分からず使い心地の推定が出来ないし。
なので別途説明文に書いていれば良いですけどね。
◇比較的シンプルな成分構成とは?
化粧水や美容液であれば液体且つ肌に残るので有効成分、防腐剤、増粘剤、着色料等20種位の成分が入っているのは理解出来るのですが石鹸は基本固形で洗い流すだけで20種入っているのは理解出来ません。
なので極力シンプルな物を選びたいです。
◇成分が明確とは?
基本的に情報はネットで全て得るんですが成分が不明な石鹸って多いです。
なので成分説明がちょんとしている物を選びます。
◇良好な商品レビューとは?
@cosmeこれ曲者です。コメントの評価が7点満点なのですが良い物でも3点付けたり人がいたり、たった二行で酷評したり、絶賛したり。つっこみどころ満載です。
慣れてくるとそういうコメントは見なくなるんですがそれでも怪しんでまだAmazonレビューの方が信頼出来ます。
なのでAmazonで色々良い物調べます。
◇ネットでも買えるとは?
私が住んでいる場所が田舎なので石鹸を多種取り揃えているお店がありません。
出来れば手に取り選びたいんですがそれは出来ないので基本全てネット頼りです。
なので基本Amazonで買えればベストですね。
◇で結局何評価するのよ!
長々と色々書いちゃいましたがこれら評価します。
めちゃめちゃ普通ですかね?でも画像には無いお高級な石鹸も一つあります。
お高級と言っても1個1,300円位なんですけどね。貧乏性でスンマセン!
では次回から軽く評価していきたいと思います。
ついでにHatenaBlogで今週のお題がカラオケの十八番は?
と言うお題に対し、今歌いたいのはミスチルの"es"です。
でもこれ歌ってもまわりの反応はイマイチですけどね好きです。
ではでは
化学者が美肌コスメを選んだら…を読む
こんにちは
今回はスキンケアについて簡単に勉強する為本を購入しました。
本屋に行き直接中身を読んで選んだのがかずのすけさんの著書"化学者が美肌コスメを選んだら…"です。
科学者という所が他書との差別化なんでしょう。
ただハードルを上げ過ぎでは?と心配しちゃいます。
売れる為出版社と色々協議した結果なんでしょうけど…
◇本の内容をざっと整理
内容についてですが簡単にいうと5点かと思います。
- 消費者がもっと賢くなってメーカの謳い文句にだまされるな。
-
オフスキンケア(と著者が命名?)つまり最低限の洗顔で本来の肌の能力を引き出す。
- 肌に刺激のあるものは極力避ける。
- 有効性が高く刺激が低いものを積極的に選ぶ。
- 基本は弱酸性。
◇対象品毎の要点
◇良い成分と避けたい成分
◇著者おすすめの商品
※Amazon価格
@cosmeの評価結果を見ると全体的に決して高くない事が分かります。
多分著者は刺激の少ない事を優先的に商品を選んだ為
あまりアグレッシブな商品ではなく消費者うけは良くと考えます。
◇弱酸性について疑問
この本の中でちょっと引っ掛かったのは著者は"弱酸性"を激押ししているにも拘らず
何故かアルカリ性である石鹸について記載している事です。
アルカリ性が駄目なら駄目と主張しオススメを書かなくても良いと思うのですがそこが引っ掛かり頭は???となりました。
色々考えると液体石鹸は価格が高いため導入出来ない人向けに石鹸を書いたのかなと思いますが、それでも腑に落ちません。
そこで石鹸について色々調べました。
石鹸販売の説明HPから石鹸マニアHPまで色々みましたが、石鹸好きからしたら液体石鹸は否でありその理由も書いています。ただ論理が曖昧で納得出来ません。
そもそもこの本の著者も弱酸性の押す論理が肌が弱酸性だからという事も説明としてはチョット曖昧です。
ちょっと私の疑問を整理すると
- 石鹸文化は太古からあるが、石鹸が悪いものなら使っていない筈。
- 弱酸性の液体石鹸が肌に劇的な有効効果があれば現在石鹸(弱アルカリ性)は淘汰されている筈でも淘汰されていない。
- 石鹸のレビューが荒れていない(笑)
となるので決して石鹸(弱アルカリ性)を否定出来ないのでは?と思います。
多分こういう洗浄剤は使う界面活性剤次第なんでしょうね。
◇化学者ぽい事は書いていません
決してディスってませんよ。それっぽい事を書いてしまうとメインである女性ユーザーうけは良くない事は分かりますがチョット題名負している感はあります。
ただ、著者のスキンケアにかける情熱、読者への思いやり、著者のやさしさが文面から伝わる本だと思います。要点が整理されており読みやすいです。
◇最後に
重要なのは著者の意見を自分なりに理解し、自分の肌質を考慮したスキンケア用品を選ぶ事だと思います。私は人を疑い徐々に信頼していくタイプなのでまだ信用出来ていませんが是非機会があれば参考にしたいと思います。
できればこの本の内容についてまた書ければなと思います。
ではでは。