僕が最高の肌を手に入れるまでの記録

混合肌理系評価エンジニアの美肌ブログ

オトナ女子のための美肌図鑑の書籍レビュー後編

こんにちは。

今回は前回書いた"オトナ女子のための美肌図鑑"の書籍レビューの後編となります。

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オトナ女子のための美肌図鑑 (美人開花シリーズ)

 

まず全体で著者が伝えたい事とは?

著者が伝えたい事とは大きく分けて以下の5点だと思います。

(カテゴリー名は私が勝手につけただけです)

  1. 刺激の低い成分を使いなさい!
  2. 有効成分はセラミド使えば良いよ!
  3. 噂や独学の得たスキンケアは間違っている可能性があるから改めて!
  4. メーカーの口車には騙されるな!
  5. 消費者側がもっと賢くなろう!

基本的にはこれまで出版してきた2冊と同様な事を言ってますが、全ての項目で詳細に説明しており、一覧表や図解で説明しているので分かり易いです。

ただ、故に内容は濃く集中力を持って読み切れるのかは微妙なんですけど…

私はながら読みで3日位で読みました。

ただ記憶しながら集中して読み込むと1週間は必要かと思います。

そのくらい内容が濃いって感じです。

ページを調べたところ、1冊目が255ページ、2冊目が158ページ、3冊目(今回の本)は231ページで1冊目よりはページ数は少ないんですけど、図やイラストが多いので読み物としてサーと読めず分かり易いけど読みにくい感じです。

特に今回の本で最もボリュームがあるのは上記3”噂や独学の得たスキンケアは間違っている可能性があるから改めて!”ってところです。

コミカルに表現しており意識高い系の女子が信念を持って間違った方法を実践しているイラストはなかなか面白くてホントに良そうな感じです。

昔であればQ&Aの形で表現されるところなんでしょうが、やはり2017年は進化してますね。見せ方が上手いなと思います。

トピックスとして手作りコスメ、肌断食、湯シャン、美顔器など社会のトレンドを取り込み、ズバズバと切っていく様は爽快でもあります。

女性誌でも特集が組まれ、ブログで実践しているものを見ると興味を抱きやった事がある人も多いのではないでしょうか?

実際私も手作りコスメ、肌断食、湯シャン、美顔器全てやりたいなと思ってました(笑)

一度やる前にこの本を読んでみても良いと思います。

 

オフスキンケアって用語何処行った?

そうなんですよこれまで1&2冊でしきりに言っていたオフスキンケアという用語今回の本では私が知る限り書いてないんですよ。

もしや「もう知ってるでしょ?」って事なのか?

それともこの用語あまり手ごたえが無かったのか?

謎です。

 

やっぱ石鹸は全否定なのね

2冊目で石鹸のおススメをアレッポ石鹸を挙げていましたが今回の記載では石鹸を全否定しています。

2冊目ではクレンジングリキッド/ジェルやシワのばし系美容品は否定しており、おススメ製品も無いというスタンスがあったにも関わらず石鹸はアレッポ石鹸を勧めていたんですけどね。ちょっと迷走したのかな?

 

注意する事が…

ただ、コスメに夢をみる女性には向かないと思います。

もしこれが100%正しいとすれば夢はありません。

またこの内容を人に押し付けても嫌がられるだけです。

おススメする人は合理的でコスメに夢を抱かない人のみです。

ついでですがうちの奥さんは香り、使い心地、イメージを膨らませ商品を選んでします。

私が商品の選び方に横やりを入れると凄い嫌がります。

それはコスメに夢を抱いているからです。

まだ試していない製品に未知の効力があり画期的に美しくなれるのではないか?

そんな期待があるように思います。

ただ、この本は全てを断ち切ります。なので私はこの本の内容を奥さんにはしゃべりません。なので奥さんは「よくこの人の本読んでるね」と言われ、同性愛を疑われているかもしれません(笑)

 

そもそも多くの女性も期待(夢)を抱き買い求めているのではないでしょうか?

大手化粧品メーカーは多額の広告宣伝費を掛け製品価格に上乗せしています。

CMだったり薬局の売り場見ても分かりますよね。有名女優を数人広告で使い豪勢な宣伝をしていると私は違和感を感じます。その化粧品を使って美人を維持しているって訳ではないのに…

効果はどんぐりの背比べでも企業やブランドイメージを良くすれば売れる業界です。

期待して数千円から数万円かけ美容に投資し、同級生や他のママより1歩でも半歩でも美しありたい!そういうコンプレックスにつけ入る業界です。

わたしはコスメの夢は無くどちらかというと合理的な思想なので受け入れる事は出来ますが、おススメ出来ない人もいる事も事実だと思います。

 

ただそんな夢をもった方でも本を読んで乗り切る方法を考えました!

コスメをパチンコの様な娯楽と考えれば楽かもしれません。

例えばパチンコと同じように考え

たまに当たれば良いや!(儲けは無いけど…)という考えで、

美白化粧品も白くなれば嬉しいな!(多分白くならないけど…)

と娯楽を楽しむ必要経費と考えれば良いのかな?と思います。

出来るのかな?って思っちゃいますけど…

 

もし3冊で何を買うか悩んだらこう選びましょう!

かずのすけさんの熱意ある文章と美容業界の内情をしりたいなら1冊目です。

間違いだらけの化粧品選び 自分史上最高の美肌づくり (リンダパブリッシャーズの本)


おススメ商品を手っ取り早く知りたいなら2冊目です。

化学者が美肌コスメを選んだら・・・――じつは10秒で見抜けます


成分、スキンケア方法、理論を総合的に知りたいなら3冊目です。

オトナ女子のための美肌図鑑 (美人開花シリーズ)

 

何はともあれ3冊目(本書)は良書です

色々書いてしまいましたが書いている事に破綻は無く、曖昧な記載もなくスキンケアの本として良い書籍だと思います。

この手の本を11冊読んだ感想です。

これまでの2冊から半分位は新しい内容を取り扱っていたり、ブログでは語られていない様な内容にも触れているのでこれまでの本を読んだ方も、かずのすけさんのブログをチェックしている方も1,300円なら十分読む価値はあると思います。

 

ついでに奥さんの美白評価は続けますよ。

奥さんの期待があるんで。

ではでは

オトナ女子のための美肌図鑑 (美人開花シリーズ)

オトナ女子のための美肌図鑑 (美人開花シリーズ)